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暗記のやり方



暗記をする時、どうやったら効率よく
覚えることができるのでしょうか?



答えは単純に言うとテストすることです。
しかし、単なるテストだと忘れやすくなります。

よく、覚えやすいものとして、
ストーリー記憶がいいと言われます。
他にも寝る前に整理して、朝起きたらテストするとか
色々ありますけれど、私の場合は以下のようにやっています。




□ 暗記の大前提は忘れる






忘れる。
これが暗記する上での大前提です。


すなわち、覚えるのでなくむしろ忘れていく。
忘れるってことは悪いことじゃありません。
なぜならあなたにとってどうでもいいことは忘れて、
あなたにとって大切なことは忘れさせない。



そんな素晴らしい機能が脳味噌にあるからです。
で、大切な暗記項目を忘れますよね。
本来は覚えていないといけませんが、
それでも忘れてしまう。



じゃあ、何で忘れるのだろう?
記憶力が悪いから……。
自分には才能がないから……。


違います。
暗記に才能は関係ありません。
もちろん、頭の使い方には若干関係しますけれど、
とにかく暗記に才能は関係ありません。



暗記に必要なことはまず、問題と答えを全て手で描きます。
その後、答えをさらに詳しく調べていきます。

要するに答えに親近感を持たせるのです。
でもって、親近感を持たせた後にもう一度、
ある程度理解しているかを問いかけるために
問題を解きます。



で、やったことは寝る前に振り返る程度にして、
後はすっからかんに忘れるようにします。
特に力む必要はありません。



で、翌日すぐテストを行います。
数学でしたら問題文を書いて、自力で解いてみる。
社会でしたらキーワード一つ書きだして、
その意味を答えて関連性をつかむ。




で、正解していたらその項目はクリアです。
間違えていたら答えだけでなく、答えに至る方法を
きちんと確認、そこはきちんと書いておいてください。



暗記は間違えたところを何度も繰り返すのがコツです。
そして間違えた部分は答えを書き写し、解説をきちんと
声に出して読むか書き写す。
これが基本です。





□ 現代文の暗記






現代文は漢字や語句の暗記は基本的に忘れたところは書いて、
その繰り返しですが、実は現代文の時方にもきちんとした
復習の方法があります。



それが、答えはすでに分かっているので、
答えに至る道を確認することです。
答えに至る道を確認するためにはコピー用紙に
答えの根拠となる部分を記します。



そして単純にまとめてみる。
いわゆる記述式です。



記述式として現代文をやってみましょう。
答えの選択にそれは近いかどうか、じっくり観察してみましょう。
この、答えの根拠となる部分を抜き出したうえで、
文章全体で何を問いかけているのか、何を訴えているのかを
まとめて、さらに段落ごとに文章の流れを知る。



これが現代文の復習方法です。




□ 英語・古文漢文の復習





言語の復習方法はまず、音読です。
単語なら例文そのものを読んで、きちんと訳ができているか、
逆に日本語訳を出してきちんと英語、あるいは古文単語が出るか
どうかを試してみる。

私としては、古文や英単語を覚える時、
日本語→英語、古文単語、漢文句法

とやった翌日に今度は英語、古文単語漢文句法→日本語
と両方に訳せるようになると、上達します。


とにかくポイントは両方に訳すことができるです。
そして間違えたら解説を含めてコピー用紙の裏に書き込むこと。
時間はそう大したかかりません。




□ 計算分野の暗記対策






計算分野は主に数学、物理、地学に化学の理論分野を意味します。
計算分野の復習はもう素直にやる。
で、解答部分も計算分野も考え方もきちんとコピー用紙の裏
あるいはノートに記していく。


間違えたところは必ず解説を充実させましょう。
基本的にセンター試験の数学も答えに関してはあまり考えなくても
出てきますが、それでも時確率や三角比などは
きちんと調べるものを調べておかないと、本番で躓きます。

とにかく、大切なことは間違えたところは復習だろうと
きちんと一から書いて、躓いた部分を分析することです。




□ 社会・理科の暗記部分科目





1日目に確実に少数でいいからキーワードを押さえましょう。
人間はその日のうちに8割忘れるというデータがあります。
逆に言うと1割は必ず覚えているってことです。


そこでそれを利用して、絶対に忘れてはならないキーワード
をコピー用紙の裏などに記しておきましょう。


その後、キーワードを元に
キーワードの意味
キーワードに関連する言葉、因果関係など
を整理していきましょう。


例えば倫理ならキリスト教→アガペー(神様がまず人間を愛すること)
→仏教はそんなことしない→……
→キリスト教原理主義者によるノルゥエーの80人惨殺→……


と言ったように、一つの単語から色々と連想します。
もちろん、この連想のためにきちんと問題文を解いて、
答えを確認して解説を読み、
その上で解説でも拾いきれない部分をネットや辞書などで
調べて知識を補充しておく必要はあります。


社会は絶対にこの作業を怠ってはいけません。
どんな参考書もあなたが解説を読んでおしまいに
するのでなく、きちんとあなたが辞書を調べるという作業を
しなければ、本当に上達しません。




後、社会と理科の暗記確認において役立つのが、
学んだことを通して、身近な現象や社会を見ていきます。
例えば政治分野の復習は政治ニュースを見て、
自分が復習したあるいは勉強した部分がないかどうかを
確認することで、政治に親近感をわいてきます。



理科も身近なもので自然現象を確認できます。
消しゴムを落とすことで重力を確認できます。
身近な花を観察すれば生物の視点で「これはなんだっけ」
と、確認できるようになります。


この、一見関係ないような「身近なもので見てみる」
ということが、実際の世の中で役に立ちます。
社会人は相手にするのが目の前の人間、目の前で起きている
現象であり、教科書ではありません。


なので、社会と理科の復習は常に「世の中の身近なもの」を
理科と社会の視点で眺めてみてください。

総理の発言は確か総理は「首長」で、首長ってのは……。
というように、自分で自分に説明できるようにしておくと、
たんに暗記の確認だけでなく、世の中の動きについても敏感になれますよ。



□ まとめ






暗記は単なる忘れたものの確認でなく、復習だけでなく、
新しい分野の勉強になります。

わからない部分は大概原因が理解できていないか、
因果関係をつかんでいないか、キーワードに親近感を
持たせていないかのどれかになります。


暗記はそれに単なる復讐作業でなく、
それで自然をどのように見ているか、どう捉えているかの
確認作業にもつながります。


とにかく、学んだことは社会の目で見てみてください。
結構面白いので。





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